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極座標・極方程式便覧

(α)直線

・極 Oを通り始線となす角が \theta_0の直線の極方程式
 \theta=\theta_0
・極 Oを通らない直線 lに極から下ろした垂線の足 H極座標 (p, α)とすると, lの方程式は
 r\cos(\theta-α)=p

(β)円

・極 Oを中心とする半径 r_0の円の極方程式
 r=r_0
・中心 A(a, α)で極 Oを通る円の方程式
 r=2a\cos(\theta-α)

(γ)二次曲線

 r=\frac{ae}{1+e\cos\theta}
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(δ)正葉曲線

 r=a\sin\theta (a>0)

(ε)アルキメデスの螺旋

 r=a\theta (a>0)

(ζ)等角螺旋(対数螺旋,ベルヌーイの螺旋)

 r=ae^{b\theta} (a>0)
等角螺旋上の点 Pにおける接線と線分 OPのなす角は一定
アンモナイトの殻など
ピッチ10の等角螺旋

対数螺旋を初めて数学的に考察したのは、解析幾何学の祖、ルネ・デカルトである。螺旋の進行方向が中心に対して常に一定の角であることに注目し、この螺旋を等角螺旋と呼んだ


(η)リマソンとカージオイド

 r=a+b\cos\theta (a>0, b>0)で表される曲線をリマソンと呼び,特に a=bのときカージオイドという。

(θ)レムニスケート

 r^2=2a^2\cos2\theta
レムニスケートは,2定点 A(-a,0), B(a,0)からの距離の積が a^2に等しい点の軌跡
カッシーニの卵形線の一部
ループ1つで囲まれる面積は a^2
2定点からの距離が m:n(m\neq n)の点の軌跡はアポロニウスの円でありこれと一緒に覚える。