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日影曲線

日影曲線: 棒を地面に垂直に立て、真上から見たとき、時刻の経過に伴って動く影の先端部分が作る曲線のこと。太陽の通り道と「太陽の向きと影の伸びる方向は逆ということ」が重要となる。太陽の見え方は天球図により明瞭化されており、ここでは天球図を出発点にする。


(A)春分秋分

地球が西から東に自転し、地軸に垂直に太陽に光が当たり、太陽が真東から昇り、真西に沈むように見えるため右のような直線を描く。


(B)夏至

地球が西から東に自転し、北半球が太陽の方向に傾いているので太陽が北寄りの東から昇り、北寄りの西に沈むように見えるため右のような曲線を描く。全体的に太陽高度が大きいため日影が短い。(南中時が最短)


(C)冬至

地球が西から東に自転し、北半球が太陽と反対の方向に傾いているので太陽が南寄りの東から昇り、南寄りの西に沈むように見えるため右のような曲線を描く。全体的に太陽高度が小さいため日影が長い。(南中時が最長)

課題点、考察の余地がある点
春分の日秋分の日において日影曲線が真っ直ぐになる必然性