高校の物理で登場するポアソンの法則の導出をしました。変数分離形は高校の理科でよく登場します。一次反応・二次反応の半減期など。
理想気体を断熱的にゆっくりと変化させる。具体的には,外圧とのつり合いを維持しながらピストンをゆっくり動かす。(準静的変化という)
このとき熱力学第1法則から
※は定積変化に限らず成立する
右辺第1項を, 第2項をで割ると
(は任意定数)
を代入して
比熱比をマイヤーの関係を用いて変形する
※マイヤーの関係自体は単原子分子に限らず理想気体に対して成立
以上から
単原子分子だと,二原子分子だとである。
参考文献
山本義隆. 新・物理入門 <増補改訂版>. 駿台文庫. 2019