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おすすめのノンフィクション映画 4作

映画はあまり見たことがありませんけど,日常生活では関われない時代とか国の人物に触れられることで日常生活との差異も明解になり勉強になると思います。ってことで紹介ヽ(´ー`)。 

 

a 北京的西瓜

1989年11月18日公開/135分/大林宣彦監督

発展途上国であった頃の中国から日本にやって来た留学生と千葉県船橋市郊外で青果業「八百春」を営む夫婦との間で実際にあった交流が描かれた映画です。開始10分もしない頃の店先における何気ないやりとりの雰囲気から感動できそうな映画と察しました。なお1989年の天安門事件はこの映画の制作中に起きたようです。

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b ザ・ハリケーン 

2000年6月24日公開/145分/ノーマン・ジュイソン監督

「ハリケーン」というリングネームをもつ実在したアメリカの黒人プロボクサーであるルービン・カーターが,人種差別による不当な裁判によって殺人罪の濡れ衣を着せられ,19年もの間獄中で過ごした実話に基づいた映画です。カーターが獄中で書いた自伝『第16ラウンド』を古本市で偶然手にして感銘を受け,読み書きを覚えたばかりでありながらカーターに手紙を書いたレズラという黒人少年,それからレズラの扶養者である3人のカナダ人とカーターとの交流が描かれます。

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c サルバドールの朝

2007年9月22日公開/135分/マヌエル・ウエルガ監督

1970年代スペインのフランコ独裁政権下において,同志と共に反政府活動を起こすカタルーニャ人の青年サルバドールが不当な裁判によって死刑を執行されるまでを描いた実話に基づいた映画です。この映画は徹底的にリアリティが貫かれています。出だしの銃撃戦のシーンから暗く重い雰囲気が漂っていて,終盤の30分は涙なしには見られない内容になっています。サルバドールの姉妹,弁護士,看守など全ての登場人物が良い味を出している映画です。

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d イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密

2015年3月13日公開/115分/モルテン・ティルドュム監督

第二次世界大戦中,ナチスドイツが開発した暗号機エニグマに対して英国の数学者であるアラン・チューリングらのチームが解読に挑むという話です。戦時中ならではの苦難が何度も何度も画面に映し出されます。マシン「クリストファー」と共に解読に取り掛かるチューリングの様子や数々の実際にあった人間ドラマに感動します。